「iPhone 11」では「3D Touch」が廃止され、「触覚タッチ(Haptic Touch)」が採用された。「触覚タッチ」に変更されたメリットもある一方で、LINEのトークにて画面を押し込んで(=3D Touch)で既読を回避する方法は今のところ使えなさそうだ。
iPhone 11の触覚タッチでは利用不可
「触覚タッチ」という技術は「3D Touch」と似ており、振動などで動作のフィードバックを伝える。ただ、「感触タッチ」は画面を押し込むのではなく、長押しで反応し、フィードバックを伝える仕組みに変更された。「iPhone 11」と同じ「触覚タッチ」を搭載した「iPhone XR(iOS 13)」で押し込んでみる。すると・・・何も起こらない。いくら頑張ってもトーク画面が開いてしまう。
一方、「iPhone X(iOS 13)」では以前と同じく、既読回避する方法が動いている。そう、残念ながら「触覚タッチ」の「iPhone 11」では既読回避する方法が使えなさそう。
LINEの対応で既読回避は復活できる?
これに対応する策はないのかと言うと、昔からLINEの既読を付けない技として知られている「機内モード」を使う手などはあるが、いまいち手軽さにかける。では、どうすればいいのだろうか…。
筆者の考えは、LINEの対応次第では、将来的に「触覚タッチ」でも長押しで既読回避する方法が使える可能性があると予想している(本当にするかはLINE次第?)。
なぜなら、Twitterアプリでは「3D Touch」と「触角タッチ」で同じ様に、ツイートのプレビューが実装されている。以下、「iPhone XR(触覚タッチ)」と「iPhone X(3D Touch)」における挙動。これにヒントを得ている。
ちなみに、「iPhone X(iOS 12.4.1)」でも以下の挙動をするのか確認したところ動かなかったため、「iOS 13」に上がるタイミングでTwitterがサポートした可能性が高い。
そして、ホーム画面のショートカットは「感触タッチ」対応機種でも対応したが、まだLINE自体が対応していないため、「3D Touch」の対応機種よりも項目が少なめ。ここから、現時点では「LINE」が「感触タッチ」対応をしてないことがわかる。
まとめると、「iPhone 11」および「iPhone 11 Pro」で既読を回避する方法は現時点では使えなくなってしまう。ただし、LINEの対応次第では、将来的には復活する可能性がある。
【追記 12:27】エンガジェット日本版によると、今後のアップデートで長押しで既読回避する方法が復活する見通しということをLINE社の広報担当が明かにしたとのこと。これにより、iPhone 11だけではなく、これまで提供していないAndroidスマートフォンまで拡大も検討していることを明かにした。
余談だが、筆者は「3D Touch」の既読回避を「iPhone 6s」時代から愛用し、そこから「iPhone XR」に機種変更し、最初の数日は不便に感じたものの、特に今は不便に感じていない。人間慣れるので、既読回避が使えないからといって「iPhone 11」への機種変更を拒む必要もなさそう。
なお、本当に欲しい場合は「3D Touch」に対応している唯一の機種として、「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」が選択肢に上がってくると思う。以下に比較記事もあるので、参考にどうぞ!
・iPhone 11とiPhone 8の違いは?機種変更前に知りたい機能を比較