今年も新型iPhone「iPhone 11 Pro Max」がAppleより発表された。今年は3サイズがラインナップされ、カメラ性能やバッテリー持ち、新色の追加など着実に進化している。毎年iPhoneを買い替えている筆者が「iPhone 11 Pro Max」と2年前に発売した「iPhone 8 Plus」の違いを比較してみたので、機種変更の参考にしていただければと思う!
デザイン・カラー
「iPhone 11 Pro Max」は4カラー展開で「iPhone 8 Plus」のゴールド、スペースグレイ、シルバーに加えて、新色のミッドナイトグリーンが登場した。Appleの新色は毎回ゴージャスだが、今回は超クール!なお、ミッドナイトグリーンの実物はもう少しグリーンぽさがない印象。
iPhone 11 Pro | iPhone 8 Plus |
– ゴールド – ミッドナイトグリーン – シルバー – スペースグレイ | – スペースグレイ – シルバー – ゴールド – (レッド:限定で販売していた) |
画面サイズ、本体サイズ、重さ
「iPhone 11 Pro Max」は6.5インチの画面を搭載。「iPhone 8 Plus」は、5.5インチだったので、ぴったり1インチほど画面が大きい。本体サイズはわずかに「iPhone 11 Pro Max」の方がホームボタンの廃止により小さめ。
厚みは1.4mmほど「iPhone 11 Pro Max」厚くなり、重さは24gほど重くな理、226gもある。ちなみに筆者は「iPhone XS Max(2018年モデル)」のレビュー記事内では以下のように書いている。
物理サイズもディスプレイサイズもiPhone史上、一番大きい。サイズに比例し「iPhone XS Max」は重い。208gもある本体は持てば持つほど、重さで手首が疲れてくる感覚がある。
iPhone XS Max シルバー レビュー | YoutaChannel
たかが数グラムかもしれないが、されど数グラム。なお、「iPhone 11」は194 g、「iPhone 11 Pro」は188gとなっている。
バッテリー持ち
「iPhone 11 Pro Max」のバッテリー持ちは、最高だ。昨年の「iPhone XS Max」と比較して最大5時間長いバッテリー駆動時間を実現。これは一部のデータだが、オーディオ再生時間は「iPhone 8 Plus」から20時間も伸びている。
iPhone 11 Pro Max | iPhone 8 Plus | |
ビデオ再生(ワイヤレス) | 最大20時間 | 最大14時間 |
オーディオ再生(ワイヤレス) | 最大80時間 | 最大60時間 |
カメラ性能
「iPhone 11 Pro Max」は、背面に広角レンズ、望遠レンズ、そして「超広角レンズ」の3レンズを搭載し、インカメラの性能も飛躍的に向上している。
ナイトモード
光量の少ない夜や暗所での写真を綺麗に撮れる機能「ナイトモード」が「iPhone 11 Pro Max」に搭載された。iPhoneはこれまで暗所に弱く、暗所だと一気に画質が落ちる欠点があったが、克服された感じ。
超広角レンズ
「iPhone 11 Pro Max」には、広角レンズよりもさらに広い「超広角レンズ」を搭載している。近くにいながら被写体の周りを広く撮影することが可能になる。
Quick Take
「Quick Take」では写真やビデオのモードを切り替えることなく、写真モードでも長押しすることで、ビデオの撮影が可能になる。急いでシャッターを切りたいときに切り替えは面倒だったので、地味だが良い改善。
ポートレートモード・次世代のスマートHDR
他にも「iPhone 7 Plus」から利用できた、背景をぼかす「ポートレートモード」やAIにより画像を解析し、写真の色味や影を自動で調整する「次世代のスマートHDR」が利用可能に。
「iPhone 8 Plus」は、広角レンズと望遠レンズで「ポートレートモード」は使うことができたが、また違う楽しみ方が「iPhone 11 Pro Max」ではできそう。結論を一言でまとめれば「iPhone 11」はめちゃくちゃ綺麗な写真が撮れるよ!
顔認証「Face ID」
「iPhone 11 Pro Max」には、指紋認証の「Touch ID」がない。指に代わり顔認証の「Face ID」でiPhoneのロックを解除する仕組みに変更された。
「Touch ID」がないことを言い換えると、「ホームボタン」がないということ。ホーム画面に戻ったり、アプリを切り替えは、ホームボタンの代わりに登場した画面下部に常駐する「バー」で操作する。
耐水・強度
「iPhone 11 Pro Max」は、水深4メートルで最大30分間の耐水性能がある。一方、「iPhone 8 Plus」は水深1メートルで最大30分間の耐水性能だった。耐水性能を過信しすぎるのは良くないが、より安心して水場でiPhoneを使えそう。
「iPhone 11」の素材は全面ガラス。ガラスだから割れやすいのでは?と思うかもしれないが、強度の高いガラスを採用しているので安心。以下Appleが公開しているCMでは「iPhone 11 Pro」シリーズにおもちゃがあたりまくっている(こんな状況ないだろうが…)。
価格と容量
「iPhone 11 Pro Max」の登場後も並行して「iPhone 8 Plus」の販売を続けている。以下Appleで販売するSIMフリーモデルの価格についてまとめたもの。64GBで比較すると、22,000円(税別)の価格差となっているが、大きい画面、電池持ち、2レンズカメラの機能を考えると「iPhone 11」のコスパは悪くないように感じた。
iPhone 11 Pro Max | 価格 |
64GB | 119,800 (税別) |
256GB | 135,800 (税別) |
512GB | 157,800 (税別) |
iPhone 8 Plus | 価格 |
64GB | 62,800 (税別) |
128GB | 67,800 (税別) |
まとめ:iPhone 8 PlusからiPhone 11 Pro Maxに機種変更は急ぐことはないが、検討しても良さそう
「iPhone 11 Pro Max」はホームボタンが廃止されてから3世代目となるiPhone。カメラ、操作感、「Face ID」など「iPhone 8 Plus」と同時に発売した「iPhone X」よりも完成度が上がっている。また、デュアルレンズではなくトリプルレンズというのはカメラを使う人には嬉しいアップデート。
具体的に「iPhone 11 Pro Max」に機種変更することで以下の恩恵を受けることができそう:
- 特に新色(ミッドナイトグリーン)で新機種感を出せる
- 大きい画面
- カメラ性能の向上
- バッテリー持ちの向上
- Face IDを試せる
- 耐水性能の向上
- より高速な頭脳(特にゲームなどでは恩恵が受けられる)
一方、「iPhone 8 Plus」を以下のような方にはそのまま使い続け、来年の新モデルが登場するまで「待つ」という選択肢もよさそう(来年モデルは噂レベルでは大幅にアップデートされると言われている)。
- やっぱりTouch IDがいい
- 全く最新機種に興味がない
- カメラ性能にこだわりがない
「iPhone 8 Plus」が発売されたのは2年前。そろそろ機種変更の時期を迎える人も多いと思うので、上記の恩恵に興味のある人は「iPhone 11 Pro Max」への機種変更してみてはいかがだろうか。各ケータイ会社の公式サイトは以下からどうぞ!