「iPhone 7」から最新の「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」は、防水仕様(Appleは耐水と表記)になっている。最新の「iPhone 11 Pro」は「iPhone XR」や「iPhone XS」よりもさらに性能が向上した。ただ、防水対応したとはいえ、油断すると水没のリスクはある。
何気なくiPhoneを使っていると、防水だからと油断してしまうが、iPhoneは精密機器。壊れるときは壊れる。そこで、出来るだけその可能性を避けるべく、iPhoneユーザーが気をつけたいポイントを機種ごとにまとめておくので、ぜひ参考までに!
Appleは防水とは言わず、耐水・防塵と案内
Appleは各iPhoneの防水性能について、IEC 規格60529に基づく表記をしており、最新の「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」「iPhone 11」は「IP68」等級まで耐えれる。
といっても、「IP67」だろうが、「IP68」だとうが、イマイチよくわからない。こちらのメーカーのPDFによると、防塵性能は、6段階で表され、防水性能は8段階で表される。数字が大きい方が高性能。
つまり、どのようなことかというと・・・
各レベルがどの程度の性能なのか。以下にまとめてみた(参考:上記PDF)。
防塵性能 | 説明 |
---|---|
6 | 完全な防塵構造 |
防水性能 | 説明 |
---|---|
7 | 規程の圧力、時間で水中に沒 しても水が浸入しない |
8 | 水面下での使用が可能 |
防水性能は機種によって、深さや時間が異なり、機種ごとのAppleの公表値は以下のとおり:
機種名 | 等級 | 説明 |
iPhone 11 Pro / 11 Pro Max | IP68 | 深さ 4mまで、最大30分間 |
iPhone 11 | IP68 | 深さ 2mまで、最大30分間 |
iPhone XS / XS Max | IP68 | 深さ 2 m まで、最長 30 分間 |
iPhone XR | IP67 | 深さ 1 m まで、最長 30 分間 |
iPhone X | IP67 | 深さ 1 m まで、最長 30 分間 |
iPhone 8 / 8Plus | IP67 | 深さ 1 m まで、最長 30 分間 |
iPhone 7 / 7 Plus | IP67 | 深さ 1 m まで、最長 30 分間 |
その他iPhone | – | 未対応 |
参照:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について – Apple サポート
確認しておきたい4つの注意点
ここからは、確認しておきたい4つの注意点を紹介する!
1、お湯やせっけん・サウナなどはNG
お風呂でiPhoneを使い放題だと期待していたが、調べてみると「IP」のテストは常温の水で行うため、お湯やせっけん水・サウナなどはテストされていない。当然ながら、それ以上のことをすればiPhoneの故障の原因になる。
ちなみに、水圧が強い、シャワー・ウォータースキー・ウェイクボード・サーフィン・ジェットスキー・サウナ・スチームルームは行わないようにとのこと。!
2、水に濡れたままの充電はNG
iPhoneが浸水した場合には、すぐに充電をしないでと案内されている。Appleによると、充電やLightningアクセサリーを接続するまでに5時間以上あけることが望ましい。
ただ、実際問題、5時間でも乾かないこともあるので、5時間たたなくても乾くことはあると思います。浸水した場合はすべて自己責任でそこら辺を判断することになりますね。
▼ Appleの公式サイトより引用
iPhone が濡れた場合は、ケーブル類をすべて取り外し、完全に乾くまでは充電しないでください。濡れた状態でアクセサリを使ったり充電したりすると、iPhone が破損するおそれがあります。Lightning ケーブルでの充電や Lightning アクセサリの接続は、最低 5 時間は経ってから行ってください。
引用:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について – Apple サポート
3、濡らしっぱなしはNG
防水だからといって、濡らしっぱなしは、iPhoneにもよくない。乾くのを待つとともにタオルなどでiPhoneについた水滴を拭くべし。
iPhone を乾かすには、Lightning コネクタを下に向けて手のひらに置き、優しく叩いて、余分な水を排出させます。風通しのよい乾いた場所で iPhone を自然乾燥させてください。iPhone を扇風機の前に置き、Lightning コネクタに直接涼風を当てると、乾きが早くなる場合があります。
高温の熱源で iPhone を乾かしたり、綿棒やペーパータオルなどの異物を Lightning コネクタに挿入したりすることはおやめください。
引用:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について – Apple サポート
4、もし壊れても保証されない
最後に一番重要なことだが、iPhoneの液体による損傷は保証対象外ということ。もし壊れた場合は、当然ながら保証はないので自己負担で修理する必要がある。
iPhone XS および iPhone XS Max は、IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級 (深さ 2 m まで、最長 30 分間) に適合しています。iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus は IEC 規格 60529 に基づく IP67 等級 (深さ 1 m まで、最長 30 分間) に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。水濡れによる損傷は、保証の対象外となります。
引用:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について – Apple サポート
防水ってことを過信せずに自ら浸水させるなどの行為は危険なのでやめておいた方が無難そう。やはり、精密機器なので注意がこれからも必要だと思う。
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