「macOS Catalina(カタリナ)」にアップデートしたところ、デスクトップに「場所が変更された項目」フォルダが出現した。ずっと出ていても邪魔なので、本記事では、macOS Catalinaの「場所が変更された項目」をどうすべきか検討していく。
「場所が変更された項目」とは?
「場所が変更された項目」の説明として、Appleはフォルダ内に以下のpdfを同梱している。説明は以下の通り:
前回のmacOSアップグレードまたはファイル移行中に、一部のファイルを新 しい場所に移動できませんでした。このフォルダには、移動できなかった ファイルが含まれています。
新しい場所に移動する必要があるファイル
macOSのセキュリティ設定に適合しなくなった場所にあったファイルがありました。確認の ために、それらのファイルは“セキュリティ”フォルダに移動されました。保持したいファイルは、アップグレードまたは移行の前の場所とは別の場所であれば、新しい 場所に移動できます。
構成ファイル
これらの構成ファイルはご自身、別のユーザ、またはアプリケーションによって変更またはカ スタマイズされました。それらの変更は最近のmacOSアップグレードと互換性がありません。変更されたファイルは“構成”フォルダ内にあり、元の場所の名前が付いたサブフォルダで 整理されています。カスタム構成のいずれかを復元するには、macOSのアップグレード時に行われた構成変更と 比較して、可能であれば両者を統合してください。
なぜ、このフォルダは出てきたのだろうかというと「macOS Catalina」ではApple File Systemの仕様が変更され、セキュリティの観点から一部がアクセス不可能になった模様。
よって「macOS Catalina」の非対応アプリはこの変更に対応できていないので、Appleは仮の処置として「場所が変更された項目」にぶち込んだという訳。ちなみに、ぶち込んだはいいが、どうにもしてくれない。
デスクトップの「場所が変更された項目」は消してOKだけど…
「場所が変更された項目」のフォルダ自体は消してしまう分には問題はなさそう。なぜなら、このフォルダはエイリアスと呼ばれており、簡単にアクセスできるように見せかけのショートカットみたいなもの。つまり、本当のフォルダは以下のディレクトリに格納されている。
/Users/Shared/Relocated Items
こちらのAppleの公式フォーラム上でも、消していいのか、消さない方がいいのかという質問があり、回答者がAppleに問い合わせたところ、消してもいいと回答を得たとしている。
ただし、僕は一応よくわからないためこのまま放置しておくべきだと思っている。根本的な解決や理解できるまで下手に触らない方が良さそう。(基本デスクトップは何も置きたくないので目障りだが…仕方がない)
「場所が変更された項目」の根本的な対処法
具体的には「macOS Catalina」に非対応のアプリの設定ファイルの一部がこちらに入っており、今後の各アプリの対応を待つか、上記の通り自分で場所を探して比較して統合するしかないと思われる。
今後、「場所が変更された項目」の根本的な対処法についてわかったら本記事を追記していく予定。もし何か対処法をご存知の方がいたら、以下のコメント欄までお願いします。
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