「macOS Catalina(カタリナ)」にアップデートしたところ、以前の「macOS Mojave」よりもMacが重い、またはMacが遅いと感じた人もいるはず。特にMacの前で仕事をするような僕みたいな人には、少しのモッサリ感がとても気になる。
本記事では、最新の「macOS Catalina」や「macOS Mojave」にアップデートし、重く・遅くなったMacを高速化する方法をまとめてみることにする!
この記事の目次
※本記事は、OS X El Capitan、macOS Sierra、macOS High Sierra、macOS Mojaveの時代から「macOS Catalina」の内容に合わせて再編集したものです。
特集:macOS Catalinaアップデート後すぐに確認すべきこと
「macOS Catalina」にアップデート直後は、macOSの内部で色々な更新やシステムの再構成を行うため、動きがとてもモッサリする。そこで、具体的に以下の3つを試してみることをおすすめする。
再起動(電源オン・オフ)
MacBook Air、MacBook Pro、iMacでも「再起動」をしない人も多いが、作業をしているうちに無駄なアプリや機能を使っている可能性もある。一つ一つ探して、停止するのも効率が悪いので、再起動してみることもおすすめする。
ちなみに、僕はMacを使い出して今年で8年目。再起動は1〜2週間に一度くらいのペースで定期的に行う。
アプリのアップデートを一旦後で行う
macOS Catalinaに対応したアプリのアップデートを配信し出しているが、Macの「自動アップデート設定」により、バックグラウンドで更新が開始される場合がある。これらは、使用中は一度止め、Macを使わない深夜などに充電器に繋いで行うと良いと思う。
写真(Photos)のライブラリ構築が済むまで待つ
写真(Photos)アプリの強化により、「macOS Catalina」のアップデート直後に写真ライブラリの再構築(レイアウトの再構築・シーンを分析)が行われる模様。僕たちが更新は止めることができないため、これに関しては電源を繋いで気長に待ちましょう。
人によっては、数時間で終わるものの、数日間かかったというツイートも見受けられた。
macOS Catalinaにアップデートした際のバグ・不具合まとめ
筆者が「macOS Catalina」にアップデートしてから発生している「macOS Catalina」のバグや不具合は以下の記事にまとめている。解決策も書いてあるので、ぜひ参考までに!
Macが重い・遅い時に試したいこと
Macが一般的に重い・遅い時に試したいことについてここからはまとめておく。
再起動(電源オン・オフ)
MacBook Air、MacBook Pro、iMacでも「再起動」をしない人も多いが、作業をしているうちに無駄なアプリや機能を使っている可能性もある。一つ一つ探して、停止するのも効率が悪いので、再起動してみることもおすすめする。
不要なファイル・デスクトップを整理する
生活していると、部屋にホコリが溜まっていくように、不要なファイルが増えたり、デスクトップは汚れていく。まず身近にできることから始めましょう。
不要なアプリを整理する
長らく使っていないアプリやmacOS Catalinaがサポートを終了した32bitアプリなど、もし使わないアプリがあればこちらも消しましょう。
ゴミ箱を空に
不要なファイルやアプリを削除したので、最後にゴミ箱を空にする。Finderを開いてcommand
+shift
+delete
)でもゴミ箱を空にできる。
ちなみに、Macの高速化とファイルの削除の関係は、メモリ容量がいっぱいになった時に「仮装メモリ」と言われる作業領域をHDDやSSD領域に確保できるのだが、容量が足らない場合はそれができなくなる。よって、以外と容量を空けることは重要!
他にも、iPhoneのバックアップファイルの削除やiTunesライブラリを外付けHDDに以降する方法などがMacの容量を空けるのに効果的。
ウィジェットを整理
通知センターの下にあるウィジットは、バックグラウンドで動くため、全く使っていないのであれば全て消してしまうことをおすすめする。下にある編集
ボタンから可能。
macOSの透明度を下げる
システム環境設定>アクセシビリティ>ディスプレイにある透明度を下げるにチェックを入れると効果があると言われているので、手軽かつ見た目に影響はほぼないため、オンにすることをおすすめする。
ダークモードをオフに
特にこだわりがないのであれば、システム環境設定
>一般
より、ダークモードをオフにした方がパフォーマンスが良くなる。ライトモードを使いましょう!
Spotlightを無効化
Spotlightは、検索するためのインデックスをバックグラウンドで作成している。これが以外とヘビー。もし、Spotlightを使わないのであれば、システム環境設定
> Spotlight
> プライバシー
の+
ボタンからホームディレクトリ(自分のユーザー名のディレクトリ)を追加して、インデックスを作らないように変えることをおすすめする。
ログイン項目の整理
ログイン時に起動するアプリを「ログイン項目」として指定できる。ここで無駄なアプリが立ち上がると、Macのメモリをバックグラウンドで食われる可能性もあるため、ログイン項目は最低限にすると良いと思う。
それでもMacが重い・遅い時には
上記で紹介した方法を試すと、macOSの重さ・遅さが少しは改善されたかもしれない。続いては、大変だが効果的な方法をまとめてみる。
セーフモード(セーフブート)で起動
まず試したいのは「セーフモード(セーフブートと呼ばれることもある))」。セーフモードは、起動ディスクのメンテナンスやキャッシュの削除が行われ高速化に直結。セーフモードでの起動方法は以下にまとめている!
macOSをクリーンインストール
ソフトウェア面が悪い時に最終的に試して、もっとも効果がある方法は「macOS Catalina」のクリーンインストール。一度すべてのデータを削除して、macOSを入れ直すということだ。
データを削除するため、事前にTimeMaschineでのアップデートは必須!また、TimeMaschineでは設定されない細かな設定もあるので、時間がとにかくかかるが、クリーンインストールはかなりの効果がある。
ちなみに、僕はMacを使い出して今年で8年目。macOSのメジャーアップデートが出ると、最低でも1日予定を確保して年に一度のは行う。
詳しくは、Appleサポートを参考に下記の方法をお試しあれ!
- メニューバーで、アップルメニュー>「再起動」と選択します。Mac の再起動中に Command キーと R キーを押したままにすると、Mac の「macOS ユーティリティ」ウインドウが表示されます。
- 「ディスクユーティリティ」を選択して、「続ける」をクリックします。
- 左側にある起動ディスクを選択し、「消去」をクリックします。
- 「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして APFS フォーマットまたは Mac OS 拡張フォーマットを選択し、名前を入力してから、「消去」をクリックします。
重要:ディスクを消去すると、ディスクからすべての情報が削除されます。必要な情報を外部デバイスにバックアップしてください。- ディスクが消去されたら、「ディスクユーティリティ」>「ディスクユーティリティを終了」と選択します。
- 「macOS を再インストール」を選択し、「続ける」をクリックして、画面に表示される指示に従って操作します。
そもそも、Mac自体の買い替えもおすすめかも?
クリーンインストールなども行い、本当に遅い場合はどうするのか。僕は、最終的にハードウェアの買い替え、つまりMac自体の買い替えを検討しても良いと考えている。
「macOS Catalina」のサポート機種は以下だが、これらの基準に近い場合やそもそもすでにサポートされてない場合であれば、買い替え時期である可能性が高い。
- MacBook (2015年モデル以降)
- iMac(2012年モデル以降)
- MacBook Air(2012年モデル以降)
- iMac Pro(2017年モデル以降)
- MacBook Pro(2012年モデル以降)
- Mac Pro(2013年モデル以降)
- Mac mini(2012年モデル以降)
僕が、MacBook Proは13インチと15インチの両方を使った経験から選び方を紹介した記事も用意しているので、買い替えの参考にしてみてほしい!