MacBook Proは、13インチと16インチモデル(2019年まで15インチ)がある。細かい違いはあるが、大きな違いは画面サイズと独立したGPUがあるかないか。
僕はこれまで、13インチMacBook Proを購入後、15インチMacBook Proに乗り換え。それから5年間、15インチMacBook Proを愛用してきたが、現在は13インチMacBook Proをサブマシンとして再導入し、両方とも使っている。
本記事では、13インチ「MacBook Pro」と16インチ(15インチ)「MacBook Pro」の違いの比較、筆者がこれまでの購入した経験からポイントをまとめてみる。
ポイント1:MacBook Proを持ち歩く頻度
13インチと15インチの違いのひとつに本体の「重さ」がある。画面サイズが2インチほど大きい15インチは13インチと比較して約500gほど重たい。
13インチ | 15インチ |
---|---|
1.37kg (1,370g) | 1.83kg (1,830g) |
ポイント1つ目は、持ち歩く頻度。僕は、週2日くらいの頻度で15インチ「MacBook Pro」を背負って電車通勤し、週の多くは自宅デスクでの作業。よって、週2日くらいであれば我慢できるだろうと独立GPUと画面の広さを選んだ。
ポイント2:何で持ち運ぶか
ポイントの2つ目は何で持ち運ぶのか。15インチになると、バックパックでの持ち歩きが前提となるため、気軽に持ち運ぶという感じではなくなる。参考までに、13インチ「MacBook Pro」はA4サイズと同じくらいで、15インチ「MacBook Pro」はA4サイズより大きい。
13インチ | 15インチ | A4用紙 | |
---|---|---|---|
高さ | 1.49cm | 1.55cm | – |
幅 | 30.41cm | 34.93cm | 29.7cm |
奥行き | 21.24cm | 24.07cm | 21.0cm |
ポイント3:MacBook Proの使用用途
僕は「MacBook Pro」でデザインソフトでのデザインや開発ツールでのアプリ、WEB開発などを使う。最近では動画編集ソフトで動画をつくる機会もあるので、主にクリエイティブな使用用途。他には、大学の課題をこなすためにキーボードを叩くこともあるが、もしそのためだけなら「MacBook Pro」は購入してない。オーバースペックで勿体無い。
そこで僕が一つの判断軸として考えているのが、各分野のプロが使うソフトを使う予定があるかないか、ということ。プロ向けのソフトはMacのスペックも要求され、せっかく購入したのにもたついてしまうというのはあまりにも悲しい。しっかり投資すべき。
一方、一般生活や文章を打つ(メールや検索、Word、Excel)くらいであれば「MacBook Pro」や他のMacBook、もしくは「iPad Pro」を選択肢に入れてもいいと思う。
その上で、「MacBook Pro」、13インチと15インチの違う点、同じ点をまとめてみる。
コアとクロック数
Touch Bar搭載の13インチ「MacBook Pro」は、クアッドコア(4つ)、Touch Bar搭載の15インチ「MacBook Pro」はヘキサコア (6つ)となっている。13インチもApple公式サイトのカスタマイズを使うと、クロック数を変更できますが、コア数は変更できない。
コア数は、脳みその個数を表すもの。コア数が多いと、複数のアプリを複数のコアで同時に処理できたり、クアッドコア、ヘキサコアに対応したアプリでは複数のコアを効率使い処理します。よって、アプリでの処理が高速になる(ただし、コア数が2倍だからと言って処理速度が2倍になる訳ではない)。
クロック数は、1秒間に頭の回転がどだけ行えるか表すもの。数が大きいほど処理が高速化される。Apple公式サイトでは「GHz」という単位で表記されている。
独立グラフィックス(GPU)は15インチ限定
15インチ「MacBook Pro」は、GPUが内蔵されたCPU独立したに加え、独立したGPUが搭載される。具体的な用途だと、動画編集や4K/5Kディスプレイへの出力を強力にサポートするため、専門部署にまかせて効率的に作業できる。
プロセッサ(CPU)とは、脳みその集合体のこと。先程のコア数はプロセッサにいくつ脳みそがあるか表していた。
グラフィックス(GPU)とは、画像や映像の処理が得意な脳みそのこと。実は、プロセッサ(CPU)にもグラフィックスの処理ができるため、独立したGPUは専門部署を導入してサポートするイメージ。
ポートは「USC-C」とイヤホンしかない
全モデルで「MacBook Pro」は「USB-C」を採用した。つまり、普通のUSB(iPhoneの充電ケーブルなどの大きい方)は変換アダプターを使わないと挿すことはでいない。
僕がおすすめなのは「Satechi USB-C PROハブ」。USBはもちろんのこと、HDMIケーブルやSDカードのポートを「MacBook Pro」に拡張できるのが魅力。
売り上げランキング: 1,364
バッテリー持ち
以前までは13インチ「MacBook Pro」を選ぶ理由に、コンパクトさと電池持ちがあった。ただ、2018年の最新型「MacBook Pro」は13インチも15インチもバッテリー持ちは変わらない。Apple公式サイトを見れば全く一緒。
13インチ「MacBook Pro」は61W USB-C電源アダプタで充電する。よって、1W小さいが60W出力対応のモバイルバッテリーでは「MacBook Pro」の充電ができるモデルが登場している。
・Anker PowerCore Speed 20000 – Amazon
・Anker PowerCore+ 26800 PD – Amazon
まとめ
ということで、「MacBook Pro」の選ぶポイント3つをまとめました。もう一度振り返ると以下の通り:
- 持ち歩く頻度
- 持ち歩き方
- 使用用途
この3つのポイントで悩んだ結果、カフェではなく自宅やオフィスで作業することが多いこと、画面サイズを優先したいことなどを理由に、マシーンスペックが高い15インチMacBook Proを僕は選んだ。「MacBook Pro」は大きい買い物なので、慎重に考えて、ぜひ満足のいく「MacBook」を手にしてほしい。
・13インチMacBook Pro – Apple
・15インチMacBook Pro – Apple
*本記事で比較するのは13インチ、15インチとも「Touch Bar」が付属しているモデル